福岡に多い苗字ランキングTOP10!由来と難読苗字をわかりやすく解説

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福岡に引っ越してきたばかりの人や、これから福岡への移住を考えている人の中には、「福岡ってどんな苗字の人が多いんだろう?」と気になったことがある人もいるのではないでしょうか。

ねこのこ

実は福岡県には、全国的にはそれほど多くないのに、福岡県だけ突出して多い苗字があるんだ

さらに福岡には、初めて見ると絶対に読めないような「難読苗字」もたくさん存在します。

この記事では、「福岡 多い 苗字」というキーワードで検索した人の疑問に答えられるように、福岡に多い苗字とその理由、そして福岡ならではの珍しい読み方の苗字を、中学生にもわかるやさしい言葉で解説していきます。

目次

福岡で一番多い苗字は「田中さん」

先に結論からお伝えします。福岡県で一番多い苗字は「田中(たなか)」さんです。福岡県内には、およそ9万2,000人もの田中さんが住んでいるといわれています。

続いて2位が「中村(なかむら)」さん、3位が「古賀(こが)」さんという順番になっています。

あまがみ

この3つの苗字だけで、福岡県民のかなりの割合を占めているのです

「なぜこの苗字が多いのか」を知ると、福岡の歴史や地理がぐっと身近に感じられるようになります。ここからは、その理由を順番に説明していきます。

なぜ福岡には特定の苗字が多いのか

福岡に特定の苗字が多い理由は、大きく分けて3つあります。

理由1:苗字の多くは「土地の様子」からできた名前だから

日本の苗字の多くは、もともと「その土地の特徴」を表す言葉からできています。例えば「田中」という苗字は、田んぼの中に住んで田んぼを管理していた人が名乗ったのが始まりだといわれています。福岡県は昔から稲作がさかんな土地だったため、「田中」さんのように田んぼに関係する苗字が自然と増えていきました。

理由2:福岡は昔から大陸との貿易で栄えていた

福岡県には、7世紀ごろに「大宰府(だざいふ)」という役所が置かれ、中国大陸や朝鮮半島との貿易や外交の窓口として栄えていました。水田を切り開く技術は、当時文化の進んでいた地域から広まったと考えられており、大陸との交流が盛んだった福岡には、早くから田んぼに関係する苗字を持つ人が多く現れたという説があります。

理由3:九州各地からの移住者が多く、苗字の種類が豊富だから

福岡県は、明治時代以降、筑豊地域の炭田(たんでん)開発によって全国から多くの労働者が集まりました。また、佐賀県や熊本県、大分県といった九州の他県からも人が移り住んできたため、九州各地に多い苗字が福岡にも混ざり合っています。例えば「古賀」という苗字は、もともと福岡県南部から佐賀県にかけて多く見られる苗字で、九州ならではの分布の特徴がよく表れています。

このように、福岡に多い苗字には、土地の特徴・大陸との交流の歴史・九州各地からの人の移動という3つの理由が関係しているのです。

福岡に多い苗字ランキングTOP10とその由来

ここからは、実際に福岡県に多い苗字を、由来と合わせて紹介していきます。

1位 田中(たなか)

福岡県内の人口はおよそ9万2,000人。全国順位でも4位に入る大きな苗字です。田んぼの中に住んでいた人、または田んぼの管理をしていた人が名乗ったのが由来とされています。

2位 中村(なかむら)

福岡県内の人口はおよそ6万人。小さな村が発展して分かれる時に、もともとあった村を「中村」と呼んだことが由来です。九州全域に広く見られる苗字で、石川県や熊本県でも上位に入っています。

3位 古賀(こが)

福岡県内の人口はおよそ5万2,000人。実は「古賀」さんは全国順位では221位ほどしかありませんが、全国の古賀さんのうち半分以上が福岡県に住んでいるという、非常に福岡らしい苗字です。福岡県には「古賀市」という地名もあり、この地名が由来になったと考えられています。

4位以降によく見られる苗字

このほかにも、福岡県では「井上」「山本」「石橋」「野田」「花田」「徳永」といった苗字が上位に入ってきます。特に「石橋」さんは、全国順位では186位ほどですが、福岡県ではベスト20に入るほど多く、ブリヂストンの創業者である石橋正二郎さんも福岡県出身です。

あまがみ

このように、全国順位ではそれほど目立たなくても、福岡県では上位に来る苗字がいくつもあるのが、福岡の苗字事情のおもしろいところです

福岡ならではの「難読苗字」も紹介

福岡県には、初めて見ると誰も読めないような、珍しい読み方をする苗字もたくさんあります。ここでは、福岡でよく見られる難読苗字をいくつか紹介します。

五郎丸(ごろうまる)

ラグビー日本代表として活躍した五郎丸歩選手で有名になった苗字です。福岡県はもちろん、九州北部でよく見られる苗字で、地名がルーツになっているといわれています。

八尋(やひろ)

「はちひろ」ではなく「やひろ」と読みます。福岡県に多く見られる苗字で、九州以外の地域ではあまり見かけません。

城戸(きど)

一見「じょうこ」や「しろと」と読んでしまいそうですが、正しくは「きど」です。門や出入り口を意味する「木戸」がもとになったと考えられています。

白水(しろうず)

「はくすい」と読んでしまいがちですが、福岡県では「しろうず」と読みます。きれいな湧き水が出る土地に由来する苗字だといわれています。

香月(かづき)

「こうげつ」ではなく「かづき」と読みます。福岡県北部の地名がルーツになっている苗字です。

許斐(このみ)

これはかなりの難読苗字です。「きょひ」でも「もとい」でもなく「このみ」と読みます。福岡県、特に旧筑前地域に見られる珍しい苗字です。

妻夫木(つまぶき)

俳優の妻夫木聡さんの苗字としても知られています。実際に妻夫木さんは福岡県出身で、福岡県にゆかりのある苗字のひとつです。

不老(ふろう)・留守(るす)・笠(りゅう)

「年をとらない」という意味に見える「不老」さんは「ふろう」、番人という意味がありそうな「留守」さんも実際に「るす」と読み、「笠」一文字で「りゅう」と読む苗字も福岡県には存在します。どれも普段の生活ではなかなか出会わない、珍しい苗字です。

このような難読苗字が多いのも、大陸との交流や独自の歴史を持つ福岡県ならではの特徴だといえるでしょう。

まとめ

改めて結論をまとめると、福岡県で一番多い苗字は「田中」さんで、続いて「中村」さん、「古賀」さんと続きます。これらの苗字が多い理由には、福岡が昔から稲作や大陸との貿易で栄えてきた歴史、そして九州各地から人が移り住んできた背景があります。

また、福岡県には「五郎丸」「八尋」「城戸」「白水」「許斐」「妻夫木」など、他の地域ではなかなか見かけない難読苗字も数多く存在します。

苗字ひとつをとっても、その土地の歴史や地理、文化が詰まっています。福岡に住んでいる人はもちろん、これから福岡への移住を考えている人も、身近な苗字から福岡の歴史をのぞいてみると、新しい発見があるかもしれません。

※本記事の苗字ランキング・人数データは「名字由来net」など複数の名字統計サイトの情報を参考にまとめたものです。

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