福岡市内からフェリーでたった10分。大自然に囲まれた「能古島(のこのしま)」は、釣り初心者でも大漁を狙える最高のフィッシングスポットです。
この記事では、能古島で釣れる魚と、それに合わせた簡単な仕掛けをわかりやすく解説します!
ねこのこ能古島は博多湾の真ん中に位置していて潮通しが良く、季節ごとに驚くほどたくさんの種類の魚が回遊してくるぞ!
しかも、足場が整備された堤防が多いため、危険な岩場に行かなくても安全に釣りが楽しめます。
例えば、釣り道具を初めて触るような方でも、「サビキ釣り」という簡単な仕掛けを使えば、ほんの数時間で数十匹のアジを釣り上げることも珍しくありません。また、ちょっと仕掛けを変えるだけで、天ぷらにすると絶品のシロギスや、お刺身が美味しいコウイカなど、スーパーで買うと高級な魚介類が自分の手で釣れてしまいます。
あまがみ筆者は夫と海づり公園に行ったりするのですが、能古島までのんびりフェリーに乗って行く釣りは、ピクニック気分も味わえて特別な休日になります
ですから、「これから釣りを始めてみたい」「能古島で確実に魚を釣ってみたい」という方は、ぜひこの記事で紹介するターゲットの魚と仕掛けを参考にしてください。きっと、忘れられない最高の釣り体験が能古島で待っています!
能古島で釣れる魚の代表格!「アジ」とサビキ仕掛け

能古島で最も手軽に、しかも大量に釣れる確率が高い魚といえば「アジ(アジゴ)」です。初心者が能古島で釣りをするなら、まずはアジを狙う「サビキ釣り」の仕掛けを準備するのが一番のおすすめです。
その理由は、アジは大きな群れを作って堤防のすぐ足元まで泳いでくるため、遠くに仕掛けを投げる難しいテクニックが一切不要だからです。水中に撒いたエサ(コマセ)の匂いにつられて集まってくるので、魚の目の前に仕掛けを落とすだけで簡単に針に掛かってくれます。
釣れる時期は初夏から秋(6月〜11月頃)にかけてがピークです。能古島の「渡船場周辺」や「東波止」に行くと、夕方頃からアジの群れが回遊してきます。用意する仕掛けは「サビキ仕掛け」と呼ばれる、小さな針が5〜6個連なった糸に、一番下にアミエビを入れるカゴがついたものです。竿は2〜3メートルほどの扱いやすい長さでOK。リール付きの初心者用セットで十分釣れます。
具体的な釣り方の手順としては、以下の通りです。
- エサを入れる: 下カゴにアミエビ(釣具店で売っているチューブタイプのアミエビ「アミ姫」などが手が汚れず人気です)を絞り入れます。
- 仕掛けを落とす: 足元の海に仕掛けをスルスルと落とし、底についたら糸のたるみを巻き取ります。
- エサを撒く: 竿をゆっくり上下に振って、カゴの中のアミエビを海中にフワァ〜っと散らします。
- 待つ: そのままピタッと竿を止めて待つと、アミエビを食べにきたアジが間違えてキラキラ光る針をパクリ!「ブルブルッ!」と竿先が震えたら、ゆっくりとリールを巻いて釣り上げましょう。
サビキ仕掛けは釣具屋さんで「小アジ専科」などの名前で売られています。針のサイズは時期によりますが、豆アジなら3〜4号、少し大きくなってきたら5〜6号を選ぶのがコツです。
このように、難しい知識がなくてもエサを撒いて待つだけで楽しめるのがアジのサビキ釣りです。能古島で「とにかく一匹釣りたい!」と思ったら、迷わずサビキ仕掛けを用意してアジを狙いましょう。
ねこのこサビキ釣りは、エサがなくなっていたらエサを入れてまた仕掛けを落として数回上下して…という作業を繰り返すだけの簡単な釣り方だぞ
砂地を狙って美味しい魚をゲット!「シロギス」とちょい投げ仕掛け

アジ釣りに少し慣れてきたら、次に能古島で狙ってほしいのが、海の女王とも呼ばれる美しい魚「シロギス」です。シロギスを釣るには、オモリと針が付いた「ちょい投げ仕掛け」を使います。
なぜシロギスがおすすめかというと、能古島の周辺、特に砂浜が広がるエリアや漁港の周辺は、シロギスが好んで生息する「砂泥底(砂や泥の海底)」になっているからです。
さくらアジのように浮き沈みする魚ではなく、海底の砂に隠れているエサを探して泳いでいるため、オモリを海底に沈めてアピールする釣り方が劇的に効果を発揮します
シロギスのシーズンは春から秋(5月〜10月)です。用意する仕掛けは、「L型テンビン」と呼ばれる金属の棒にオモリがついたものと、その先に結ぶ「キス釣り用の針(流線バリなど)」が2〜3本ついた糸です。エサは「ジャリメ」や「アオイソメ」という細長い虫エサを使います。虫エサが苦手な方は、最近では本物そっくりに作られた人工のエサ(パワーイソメなど)も売っているので安心してください。
ちょい投げ釣りのやり方はとてもシンプルで、宝探しのようなワクワク感があります。
- エサをつける: 針に虫エサをつけます。針から少し垂れるくらいの長さに切るのがポイントです。
- 投げる: 周りに人がいないか確認し、海に向かって「えいっ!」と仕掛けを投げます。ちょい投げなので、10〜20メートル飛べば十分です。
- 底を取る: オモリが海底に着いた「コツン」という感覚があったら、糸をピンと張ります。
- ゆっくり巻く: リールを「5秒でハンドル1回転」くらいの超スローペースでゆっくりと巻き、仕掛けを海底でズルズルと引きずります。海底の変化がある場所で少し止めるのも有効です。
- アタリ!: 海底の砂煙に気づいたシロギスがエサに食いつくと、「ブルブルブルッ!」とアジよりも鋭く強い引きが手元に伝わります!
あまがみ釣れたシロギスは、持ち帰って天ぷらにするとフワッフワで絶品です
以前、釣ったベラやキュウセンを美味しくお料理したことがありますが、自分で釣った新鮮な魚を料理して食べる喜びは、スーパーの魚では絶対に味わえない感動がありますよ。
だからこそ、海底を探るワクワク感と、食べたときの飛び抜けた美味しさを体験できるシロギスの「ちょい投げ釣り」は、能古島で絶対に試していただきたい仕掛けの一つなのです。
ゲーム感覚で楽しめる大人気ターゲット!「コウイカ・アオリイカ」とエギング仕掛け

能古島では魚だけでなく、「イカ」も大人気のターゲットです。イカを釣るためには、「エギ(餌木)」と呼ばれるエビの形をしたルアー(疑似餌)を使った「エギング」という仕掛けと釣り方をします。
イカ釣りが能古島で盛んな理由は、島を取り囲む豊かな海に、イカの産卵場所となる海藻がたくさん生えており、春には親イカが、秋には子イカが波止周辺にたくさん集まってくるからです。
あまがみ特にコウイカは、海底付近をゆっくり泳いでいることが多く、エギングの基本動作さえ覚えれば初心者でも十分に釣り上げることが可能なターゲットです
イカ釣りのベストシーズンは、春(4月〜6月)と秋(9月〜11月)の年2回あります。準備する仕掛けは「エギング専用の竿とリール(なければ少し硬めのルアー竿でも代用可)」に、「PEライン」という細くて丈夫な糸を巻き、その先に「エギ」を結ぶだけです。エギのサイズは秋なら2.5号〜3号、春の大型狙いなら3.5号を選ぶのが一般的です。カラーは、ピンクやオレンジなどの派手な色が初心者には見やすくておすすめです。ダウンショットリグを使ったり、ボトム用のオモリを活用するのも有効です。
エギングの釣り方は、スポーツやゲームのような感覚で楽しめます。
- 投げて沈める: エギを海に投げ入れ、しっかり海底まで沈めます。着底するまで糸の動きをよく見ます。
- しゃくる: 海底に着いたら、竿を勢いよく「シャッ、シャッ!」と上下に2〜3回しゃくり上げます。この動きでエギが本物のエビが逃げるように跳ね上がります。
- 再び沈める: しゃくった後は、またエギを静かに沈めます。イカは、この「沈んでいくエギ」を獲物だと思って抱きつきます。
- アタリ!: この「跳ね上げて、沈める」を繰り返していると、急に糸が引っ張られたり、竿が重くなったりします。それがイカのアタリです!
能古島の東波止などに行くと、足元に真っ黒な「イカ墨」の跡が点々と残っていることがあります。これは「ここでイカが釣れたよ!」という何よりの証拠です。コウイカが釣れたら、お刺身にして少し寝かせると甘みが強くなって本当に美味しいですよ。
あまがみただし、釣り上げた瞬間に墨を吐くことがあるので、汚れてもいい服で行くのが鉄則です
ルアーを動かしてイカを誘い出すという、とてもゲーム性の高いエギング。生きたエサを使わないため虫エサが苦手な人にもピッタリなので、能古島に行くならぜひエギを忍ばせておいてください。
大物志向のあなたへ!「チヌ(クロダイ)やシーバス(スズキ)」の仕掛け

能古島での釣りに慣れてきて、「もっと強烈な引きを味わいたい!」「大きな魚を釣ってみたい!」という中学生やチャレンジャーな方には、「チヌ(クロダイ)」や「シーバス(スズキ)」という大物を狙う仕掛けをおすすめします。
能古島は博多湾のど真ん中にあるため潮の満ち引きによる海水の動き(潮通し)が非常に良く、小魚が大量に集まります。そして、その小魚を食べるために、50センチから時には70センチを超えるような大型の肉食魚(チヌやシーバス)が能古島の堤防沿いやテトラポットの周辺をうろうろしているからです。
例えばチヌ(クロダイ)を狙う場合、おすすめの仕掛けは「ウキフカセ釣り」や「ヘチ釣り」です。特に春の4月頃は「乗っ込み」と呼ばれる産卵期で、大型のチヌが釣れやすくなります。ポイントとしては、能古島東波止のGやH~Iといった場所が挙げられます。
「ヘチ釣り」は非常にシンプルで奥深い釣り方です。短い専用の竿を使い、糸の先に針とガン玉(小さなオモリ)だけをつけます。エサにはカニやエビ、あるいはイガイ(カラス貝)などをつけ、堤防の壁(ヘチ)に沿ってスルスルと自然にエサを落としていきます。満ち潮時や夜間には、ヘチ釣りでチヌやメイタを狙うことができます。
さくら堤防の壁についた貝などを食べにきているチヌの目の前にエサを落とすことで、ダイレクトに食わせるテクニックです
一方、「シーバス」を狙うならルアーフィッシングが定番です。能古島の夜釣りでは特にシーバスの警戒心が薄れ、ルアー(ミノーやバイブレーションと呼ばれる小魚に似せた疑似餌)に猛アタックしてきます。島全体が遠浅の地形なので、ルアーを遠くまで投げて、海底を探るように丁寧に一定の速度でリールを巻いてくるのがコツです。
これらの釣りはサビキ釣りなどに比べると少し難易度が上がりますが、その分、針に掛かった瞬間の「ギュイィィィン!」と竿が曲がる強烈な引きと、釣り上げたときの達成感は格別です。能古島のポテンシャルの高さを存分に味わいたい方は、ぜひ大物狙いの仕掛けにも挑戦してみてください。
能古島で釣りを楽しむための超重要ポイントと必須アイテム

ここまで魅力的な魚と仕掛けを紹介してきましたが、能古島で釣りを楽しむためには「事前準備」と「マナー」を守ることが絶対に必要です。
最大の理由は、能古島の中には「釣具屋さんがないから」です。エサが足りなくなったり、仕掛けが切れてしまったりしても、島の中で買い足すことができません。また、ゴミ箱なども限られているため、自然豊かな島を守るためのルールを一人一人が意識する必要があるからです。
あまがみですから、能古島へ出発する前に、以下の準備を完璧にしておきましょう
【能古島釣行の必須アイテムと準備】
- 事前の買い出し: フェリーに乗る前、対岸の「姪浜(めいのはま)」周辺にある釣具店で、仕掛けやエサを多めに買っておきましょう。「予備の仕掛けは3セット以上」が基本です。針は地球(海底の岩や海藻)に引っかかってよく切れてしまいます。
- クーラーボックスと氷: 釣った魚を新鮮なまま持ち帰るために必須です。特に夏場は氷を多めに入れましょう。
- ライフジャケット: 中学生はもちろん、大人も必ず着用しましょう。海に落ちてからでは遅いです。万が一に備えるのが本物の釣り人です。
- ゴミ袋・ウェットティッシュ: 仕掛けのパッケージやエサのパック、お弁当のゴミなどは「絶対にすべて持ち帰る」のが能古島でのルールであり、釣り人の最低限のマナーです。ウェットティッシュは手が汚れたときに重宝します。
- 帰りのフェリー時刻表の確認: 夢中になって釣りをしていると、あっという間に時間が過ぎます。最終便に乗り遅れないよう、スマートフォンのアラームをセットしておくなどの工夫が必要です。
これらの準備とマナーをしっかり守ってこそ、釣りが本当に楽しい思い出になります。美しい能古島の海を、私たちの手でいつまでも綺麗なまま残していきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、福岡市からフェリーで気軽に行ける離島「能古島」で釣れる魚と、初心者でも簡単に楽しめる仕掛けについて解説しました。
繰り返しになりますが、能古島はアクセスが抜群に良いにもかかわらず、博多湾の豊かな自然の恩恵を受けており、サビキ釣りのアジから、ちょい投げ釣りのシロギス、エギングのイカ、さらには大物のチヌやシーバスまで、多種多様な魚が1年を通して釣れる奇跡のような環境が整っています。
例えば、次の週末。「スマホのゲームもいいけれど、たまには外で思いっきり遊びたいな」と思ったら、姪浜からフェリーに乗ってみてください。潮風を感じながら食べるお弁当は最高ですし、自分でエサをつけて投げた仕掛けに「ブルブルッ!」と魚が食いついた瞬間のあの心臓が高鳴るような興奮は、画面の中では絶対に味わえないリアルな感動体験です。
筆者が運営しているこの『ねこのこ福岡移住ブログ』でも、福岡の自然の素晴らしさや、海づりでのワクワクも発信していますが、能古島での釣りはその中でも特におすすめしたいアクティビティの一つです。家に帰ってから、釣れたての魚を塩焼きにしたり、お刺身にしたりして食べる夕食は、家族全員を笑顔にしてくれること間違いありません。
釣り道具(仕掛け)の準備さえしっかりしていけば、能古島はあなたを大漁で迎えてくれるはずです。さあ、今度の休日は、クーラーボックスと釣り竿を持って、能古島へ最高の思い出作りにでかけましょう!安全第一で、素晴らしいフィッシングライフを楽しんでくださいね!


